産経新聞
聴く人の時間を巻き戻したい。「使命感を持って歌っています」と語る堀江美都子(石井健撮影)
昭和のロボットものテレビアニメをフィリピンで実写化した「ボルテスV(ファイブ) レガシー」(マーク・A・レイエス・V監督)。アニメ主題歌を歌った〝アニソンの女王〟堀江美都子(67)が、日本語吹き替え版で声優を務めるのが話題だ。吹き替えの仕事は久しぶり。「寝耳に水」と驚いたが、俳優の演技に寄り添いながら声の芝居をやり遂げた。
【写真】丈の短いホットパンツにロングブーツという昔と変わらぬ衣装、変わらぬ声で「ボルテスVの歌」を披露した堀江美都子
「ボルテスV レガシー」は昭和52年放送のテレビアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」(テレビ朝日系)を、CGを駆使して実写化したフィリピン映画だ。
3兄弟を中心とした5人の若者が操縦するマシンが合体。巨大ロボット、ボルテスVに変身してボアザン星の地球征服軍と戦う。
アニメは1978年から何度もフィリピンで放送された。家族の物語という要素が国民性にマッチしたのか、配給元の東映によるとフィリピンにおける認知率は94%。国民的アニメとなった。
主題歌「ボルテスVの歌」も大人気で、堀江がフィリピンを訪問した際、空港から車で出ると白バイが先導。ザ・ビートルズ級の出迎えを受けた。
今回、主題歌はフィリピンの女性歌手が日本語で歌った。「関わりはなさそうだ」と思っていたら、吹き替えの依頼が来た。3兄弟の母親で、ボルテスVを開発した科学者でもある女性の役だ。
実はこの母親、フィリピンならではの驚くべき展開を遂げる物語の鍵を握る。重要な役だ。
「外国語映画の吹き替えは久しぶり。寝耳に水で、どうしたら現実感が出るのか悩みましたが、演じる俳優の方の芝居に寄り添い、共感しながら声を重ねました」
かつてアニメ主題歌の多くは、専門の歌手が歌った。堀江もその一人。「ボルテスVの歌」は、女性歌手初のロボットアニメ主題歌だった。あれから半世紀。さまざまな歌手が参入し、アニメ主題歌の世界は様変わりした。
「昔は抵抗がありましたが、歌は時代とともに変化するものだと気づきました。私は〝今の歌〟を歌っていないかもしれない。でも、これまで歌ってきた歌を今も歌っているということが、とても大事なのだと思うようになりました。私の歌を聴いた人が、そのアニメを見た当時の自分に瞬時に戻れるような歌を歌い続けたい」
9月29日に都内で開かれた「ボルテスV レガシー」世界初上映イベントでは、堀江が丈の短いホットパンツにロングブーツという昔と変わらぬ衣装、変わらぬ声で、「ボルテスVの歌」を歌い上げた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc5c34782db2c022cc60e331b1d6744cb85b25e0?page=1
引用元: ・「ボルテスV レガシー」 アニソンの女王、堀江美都子が「寝耳に水」の吹き替え挑戦 [フォーエバー★]
こおろぎ何とかだったでしょ
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